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理容師の資格を働きながら取りたい!おすすめ通信教育をご紹介
2023.02.10 UP

理容師資格の取得方法は?受験資格もチェック!

理容師の資格を取得するまでの流れを見ていきましょう。


1,理容師養成施設への入所


2,理容師国家試験の受験


3,理容師名簿への登録(免許申請)


詳しく解説していきたいと思います。


1,理容師養成施設への入所

理容師の資格を取得するためには、まず厚生労働大臣が指定している理容師養成施設に入所し、卒業する必要があります。つまり理容師養成施設を卒業して、初めて理容師国家試験を受験する資格を得ることになります。


理容師養成施設への入所資格は、高等学校卒業者(理容師養成施設によっては中学校卒業者も可)であることが定められています。


期間は昼間、夜間課程は2年間、通信課程は3年間です。既に美容師免許を取得している人がダブルライセンスを取得するために必要な期間は昼間、夜間課程の場合は1年間、通信課程の場合は1年6ヶ月となっています。


近年では最初から両方の資格を取得するためのコースを設けている養成施設も多く、通信教育であっても最短4年で卒業できることもあるようです。


2,理容師国家試験の受験

理容師国家試験は実技試験が2月と8月、筆記試験が3月と9月に実施されており実技試験、学科試験共に合格する必要があります。


実技試験はカッティング、シェービング、顔面処理及び整髪並びに器具の衛生上取り扱いの3つが課題になっており、全ての課題で合格点数を満たす必要があります。


そして筆記試験科目は関係法規・制度、衛生管理、理容保健、理容の物理・化学、理容理論となっており、50問中60%以上の正解率で合否が決まります。ちなみに、1科目でも0点があると不合格になります。


実技試験及び筆記試験を両方受験し一方のみが合格だった場合は、申請によって次回の試験に限り合格した試験を免除することができます。


3,理容師名簿への登録(免許申請)

理容師国家試験に合格した後に必ずやるべきことが、免許の申請です。免許の申請をし、理容師名簿に登録され、初めて理容師として働くことができるのです。


試験に合格したにも関わらず後回しにして忘れがちな免許申請ですが、免許を取得せずに理容の業務を行う事は無免許営業になり、30万円以下の罰金や免許を取得できなくなる可能性もあるので注意が必要です。


取得した免許は、基本的には生涯有効とされています。


主婦や学生でも受講できる?理容師の通信教育とは

理容師免許を取るにあたって、通常の通学が難しい学生や主婦、既に働いている人におすすめなのが通信教育です。


多くの通信教育は期間が3年程度で、テキストやネットでの自習と一定の時間のスクーリングで理容師国家試験の受験資格を得る事ができます。


働きながら理容師資格を取る!通信教育の流れや学費をご紹介

通信教育は既に働いている人でも、無理のないカリキュラムで理容師免許取得まで導いてくれます。


通信教育の流れ

  • テキストやネットを利用した自習
  • 通信教育ではテキストで自習をし、レポートを提出するのが一般的な学習方法になります。学科は関係法規・制度、衛生管理、化粧品化学、保健、技術理論、運営管理、実技、文化論の8科目です。


  • スクーリングで実技と学科の知識強化

自習のみで覚えることが困難な実技や、学科の知識を強化するためにスクーリングが実施されます。既に理容室に勤務している人は300時間、そうでない人は600時間と定められています。


通信教育にかかる学費

通信教育の場合、費用は約50~100万円が相場です。1ヶ月あたりの費用を計算してみると、約14,000~28,000円程度なので受講しやすいのも通信教育の特徴の一つです。


働きながら理容師資格を通信で取るメリットとデメリット

働きながら理容師の通信教育を受けるメリットとデメリットを見てみましょう。


通信教育のデメリット

  • 仕事との両立が難しい
  • 自主性が求められる
  • スクーリングのためのスケジュール調整が難しい
  • 免許取得まで時間がかかる

働きながら学ぶということは、自分で学習する時間を作る必要があります。そして自分の意志も強く持ち、自ら率先して学んでいかなければ通信教育での理容師免許取得は難しいと言えるでしょう。


好きな時間に好きな場所で学べることはメリットでもありますが、デメリットでもあるのです。


そしてスクーリングの為の休みが取れるのか問題になってくる人もいるでしょう。理容室で働いている場合であれば経営者も免許を取得することに協力的ですが、他の業種の場合は思い通りに休みが取れない場合もあります。


通信教育を始める前に雇用主に話をし、スケジュールを合わせやすくしておくことをおすすめします。


通信教育で理容師免許を取得する場合、最短でも3年は必要になります。したがって早急に資格を取りたい人には不向きと言えます。


通信教育のメリット

  • 昼間課程、夜間課程に比べ学費が安い
  • 給料をもらいながら理容師国家試験の受験資格が得られる
  • 自分の都合のいい時間に学べる
  • 働きながらダブルライセンスを取得しやすい

昼間課程、夜間課程の学費は200~300万円が相場と言われています。通信教育の学費が50~100万円ですから、約半分の費用で済むというわけです。


そして働きながら学べるということは、経済面の負担も少なく済みます。特にダブルライセンスを取得したい場合に、一度職場を離れる必要がないところも魅力です。


自分の空いた時間に学び、更なるスキルアップに繋がれば、将来的にも様々な働き方の選択肢が増えていくでしょう。


働きながらでも理容師資格が取れるおすすめの通信教育!

おすすめの通信教育を3つ紹介していきたいと思います。通信教育も養成施設によって、受け入れ条件が違うので注意が必要です。


そして通信教育には、必ずスクーリングがあることを念頭に置き選ぶことをおすすめします。


国際理容美容専門学校

東京都にある国際理容美容専門学校の通信課程は、中学校を卒業していれば現在理容室で働いていなくても入学が可能です。


国際理容美容専門学校の魅力は以下の通りです。


  • オリジナルウェブサイトで効率よく学べる
  • スクーリングを短期集中と定期から選べる(サロン従事者)
  • 遠方からのスクーリングも1泊2食付きの費用負担が少ない住まいを紹介

そして学費も631,000円(2020年10月時点)、美容師免許保持者のダブルライセンス取得のためのコースは401,500円です。


窪田理容美容専門学校

東京にある窪田理容美容専門学校の通信課程は、中学を卒業していれば入学が可能です。ただし入学する時点で理容室に勤務している必要があります。


窪田理容美容専門学校の魅力は以下の通りです。


  • 3年プラス1年のダブルライセンス取得コースがある
  • 理容師国家試験合格率100%(第42回)
  • カフェのようなオシャレな食堂がある

8階建ての施設は、本物のサロンさながらです。そして学費は564,000円(理容室従事者)、美容師免許保持者のダブルライセンス取得のためのコースは430,000円になります。


京都理容美容専修学校

京都にある京都理容美容専修学校の通信課程は、中学を卒業していれば理容室で働いていてもいなくても入学が可能です。


京都理容美容専修学校の魅力は以下の通りです。


  • 全国トップの理容師国家試験合格率
  • 多彩なオプション講座が受けられる(別料金)
  • 国家試験合格保証制度がある

国家試験に合格するまで無料で講義や技術指導が受けられるのは安心できますよね。学費は930,000円、理容室従事者は849,000円です。


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