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美容師の働き方・年収・技術
我慢しちゃダメ!美容師の手荒れはセルフケア・皮膚科で改善しよう!
2021.06.30 UP

美容師の手荒れって何が原因?

多くの美容師が悩まされる手荒れですが、一番の理由は【乾燥】です。営業中、常に乾燥する原因は4つあります。


  • お湯
  • シャンプー
  • 薬剤
  • ドライヤーの熱風

実はこの4つの使用を繰り返すことで、手荒れは更に進行するのです。


美容師が施術するにあたり髪を濡らす、洗う、薬剤を付ける、髪を乾かす、この4つの行動は避けられません。特にアシスタント時期は、毎日この繰り返しになるので手荒れしやすいです。


人の皮膚は長時間お湯や水に浸かっていると、表面の皮脂が取れバリア機能が低下します。ということは、営業時間中に良く手を洗う、手を濡らす美容師はバリア機能がほぼないに等しいことになります。


バリア機能がない皮膚でカラー剤を揉み込む乳化作業、これにより右手の親指は常にガサガサです。そしてバリア機能のない皮膚は吸収力バツグンなので、タンパク質を軟化するパーマ液を吸収し簡単にふやけます。


そんな状態に界面活性剤の含まれたシャンプーで、わずかな皮脂を取り除き、砂漠の様な状態にドライヤーの熱風です。


どうなるでしょうか。


簡単にひび割れてしまいます。このような状態が毎日続き、手荒れはどんどん悪化していきます。


手荒れの段階別に見る症状とは?

手荒れもいきなり最悪の状態になるのではなく、大きく分けて3段階で悪化していきます。


初期

一般的な手荒れが初期状態になります。掌や指先にかさつきを感じる程度なので、夜寝るときにハンドクリームをたっぷり塗ることで改善していきます。


この程度の荒れは美容師でなくても良く見られるので、ドラッグストアで販売されているハンドクリームでも効果が得られるでしょう。


しかし多くの方が、初期で油断し次の段階に進んでしまうのです。


進行期

少し手荒れが進み始めると、皮膚が硬くなりひび割れや出血が見られることもあります。


美容師でも皮膚の弱い方は、このくらいの手荒れになってしまう方が多く関節にテーピングをして仕事をしている事も珍しくはありません。


進行期はかゆみもひどくなってくるので「睡眠中にかいて、朝起きたら血まみれになっていた」と言った話も美容師の後輩に聞きました。


 


重症期

厚くなった皮膚がひび割れ、少しずつ皮がむけてきます。皮がむけ真皮に刺激が直接伝わるため手指は赤く腫れ、痛みもかゆみも強くなってきます。


このような状態になると指を曲げることも辛くなり、悪化した手荒れにより手湿疹を発症します。掌や指に出来た水泡が破れ、黄色い液体がでることもあります。


手湿疹は非常に治りにくいのが特徴で、水泡に膿を持つこともあるのです。


実はこのような湿疹の原因は外からの刺激からと考えられがちですが、体調の変化によっても引き起こされます。


例えばアシスタントなりたての方が慣れない作業で疲れ、ストレスを感じ体調に変化が生じた時にも表れやすいのです。


多くの場合、色んなことが重なり手荒れが重症化しているので治癒しにくいと言えるでしょう。


普段の生活に取り入れよう!手荒れ予防策を紹介!

一度ひどくなるとなかなか治らない手荒れは、予防が一番です。


忙しく働く中で予防は難しいと思われる方もいると思いますが【たかが手荒れ、されど手荒れ】です。


筆者の美容師の友人は手荒れが原因でドクターストップがかかり、スタイリストになることを諦めました。そうならないためにも、手荒れ予防は必須です。


仕事中の手荒れ予防法

基本的に予防は【保湿】です。


  • こまめにハンドクリームを塗る
  • 薬剤を触ったときは刺激の少ない石鹸で手を洗う
  • 濡れた手はタオルで水分をしっかり取る

忙しいとハンドクリームを塗る事を忘れたり、べたつくのが嫌で塗らなかったりすることもあると思います。


この場合、仕事中はべたつきの少ないなじみの良いハンドクリームを使いましょう。そして使いやすい場所に置くかポケットに入れ、いつでも付けられるようにしておくと便利です。


意外と手荒れ予防としてやらないのが、薬品に触れた手を洗うことです。クリーム状やジェル状の薬品は特に指の股や関節に残りやすく、手荒れの原因になります。


したがって、薬品に触れた後は刺激の少ない石鹸で良く洗い薬品が手に残らないようにしましょう。


濡れた手の自然乾燥もNGです。必ず水分をキレイにふき取ってからハンドクリームを塗ることで、ハンドクリームの効果を高めるとともに、手荒れの予防にも効果があります。


日常的な手荒れ予防法

やはり仕事以外でも保湿は必須です。


  • 洗剤を使うとき、掃除をする時は手袋を使う
  • 熱いお湯は使わない
  • 手を洗うたびにハンドクリームを塗る

仕事中になかなか気をつけることができない方も、日常的な予防は必ずしましょう。


筆者がうっかりやってしまうのが「少しだから」と思い、食器洗いや掃除を素手でやってしまうことです。キッチンに手袋を用意しているにも関わらず、少量の洗い物で手袋を付けることが面倒に感じてしまいます。


しかし最近の食器洗い洗剤の脱脂力はバツグンで、冬場にお湯と併用するとプラスチックの容器もあっという間にキレイになります。


そして自分の手を見てみると…カサカサのツヤの無い手になってしまうのです。そんな時にすぐにハンドクリームを塗ればいいのですが、後回しにしてしまうことでどんどん手荒れは進行していきます。


こうしてみているとお湯を使った後に気を付けてさえいれば大丈夫な気がしてしまいますが、実はホコリにも注意が必要です。


ホコリっぽい物の整理をしていて、ささくれが出来てしまったことはありませんか?ささくれと言えば、子供の頃良くできましたよね。


子供の頃のささくれの原因は泥や砂です。公園にある遊具は泥や砂で汚れ、遊具に触れた手で自転車に乗る…こうすることで子供の周りにある遊具は常に砂ぼこりまみれになります。


目に見えないホコリですが、手指の皮脂を奪ってしまうのです。それと同様に棚のホコリの拭き掃除でも、直接ホコリには触れなくても舞ったホコリが手に付着し手荒れの原因になります。


したがって掃除をするときも手袋を付けた方が、手荒れの予防になるのです。そして掃除の後は手を洗い、ハンドクリームを塗りましょう。


【手荒れの要因となるものは洗い流し保湿する】これを習慣化するだけでも、手荒れは予防できます。


手軽にゲットできる手荒れ予防アイテムを紹介!

ドラッグストアにハンドクリームを買いに行くと、種類が多すぎて何を選んだらよいのか分からなくなることはありませんか?


ここでは筆者おすすめのハンドクリームを2つ紹介したいと思います。


仕事中の強い味方【カエナ ハンドクリーム W/Oタイプ】

化粧品で有名なPOLAが美容師の為に開発したのが【カエナ ハンドクリーム W/Oタイプ】です。このハンドクリームの特徴は


  • しみない
  • べたつかない
  • うるおう

手荒れに効くハンドクリームとして尿素入りのハンドクリームは有名ですが、実は傷があると驚くほどしみるんです。効果があってもしみるハンドクリームを頻繁に付けるのは覚悟が必要です。


そして保湿力はバツグンでもベタベタ感が強く【アシスタントの使ったモップの柄がベタベタ】は美容室のあるあるではないでしょうか。


手を使う仕事なだけに、使い勝手の良いハンドクリームを探すのは至難の業です。ここまでの説明を聞く限り他の商品でも良さそうな気がしてしまう方もいると思います。


しかし、このハンドクリームの最大の強みは撥水効果です。


実は撥水性の強いハンドクリームの多くがベタつきが強く、美容師の仕事には不向きでした。


そのベタつきを改善し、傷にしみることなく肌に潤いを与えてくれる美容師にピッタリなハンドクリームが【カエナ ハンドクリーム W/Oタイプ】です。


正直なところ、シャンプーなどの界面活性剤を使うと効果はなくなってしまいます。


しかしパーマ液も水も撥水してくれるので、他のハンドクリームに比べれば塗り直しは激減します。


塗り方のコツは、多めに隅々まですり込むことです。「ベタつくからハンドクリームは少なめ」という方も、しっかり塗ってみて下さい。


しっかりすり込むことでベタつきがなくなり、撥水効果も最大限に発揮させることができます。


睡眠時にたっぷりと【キスミー 薬用 ハンドクリーム】

基本的に手荒れが少ない筆者ですが、年末ともなると手荒れが進行し指先がひび割れます。


ひび割れまで進行してしまうと手荒れというよりはキズなので、なかなかハンドクリームでは改善されません。


しかし【キスミー 薬用 ハンドクリーム】は、塗った瞬間から硬い皮膚が柔らかくなりツルツルした感触になります。


ささくれ立った指先が、生地に引っ掛からなくなるのでそれだけでもかなり快適です。ただし、撥水効果はないので睡眠時にたっぷり塗るのがおすすめです。


この商品は1975年、水仕事の多いお母さんのために開発され2年間という長い研究期間を経て発売に至りました。


それまでは「主婦は手荒れして当たり前」だったので、かなり画期的な商品だったようです。そして現在でも変わらず、人気のハンドクリームです。


塗り方のコツはたっぷり塗って、木綿やシルクの手袋をつけて寝るのがおすすめです。より浸透しやすくなり、朝には見違えるほど柔らかい肌になります。


セルフケアで治らない場合は皮膚科に行こう!

しかし手荒れも症状が悪化するとハンドクリームでは改善しないこともあります。そんな時は、迷わず皮膚科を受診しましょう。


筆者の美容師の友人も薬剤での手荒れが酷く、皮膚科に通っていました。「手荒れくらいで」と思うかもしれませんが、手荒れも皮膚疾患です。


酷くなるまで放置していると、傷から細菌が入り込み膿んでしまったり他の感染症になってしまう可能性もあります。


ドクターストップがかかっては美容師として、仕事を続けていくこと自体が難しくなってしまうので未来のためにも我慢しすぎは禁物です。


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