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美容師の働き方・年収・技術
美容師のスタイリストの給料はいくら?ランク別の給料や収入UP法も!
2021.08.26 UP

スタイリストの美容師の平均給料・平均賞与はどれくらい?ランク・年代・地域ごとにも解説!

【令和元年賃金構造基本統計調査】によると美容師の平均給料は約26万円、平均賞与は約5万円でした。


ただし賞与に関しては、全く出ない美容室も多く「もらえるだけ良い」と考えている美容師も多いのではないでしょうか。


美容師のランク別平均年収

美容師と言ってもスタイリストのランクによって平均年収は様々です。


  • ジュニアスタイリスト 180~200万円
  • スタイリスト 250~300万円
  • 店長 350~450万円

ジュニアスタイリストとスタイリストの給料の差は、顧客の差とも言えます。フリーのお客様をこなしているだけでは昇給は望めず、いかに指名客を増やしていくかが重要です。


ちなみにアシスタント期間の平均年収は170~220万円です。


他にもスタイリストであれば、フリーランスとして働く方もいるでしょう。働く場所によって還元率は様々ですが、月間24日、1日8時間で5人程度担当できれば平均年収約575万円は可能と言われています。


美容師ではありませんが、美容室のレセプション(受付)は都内の美容室で正社員が月収19万円程度と言われています。ただし、正社員ではなくアルバイトとしての雇用も多いようです。


年代別平均年収

多くの美容室の給料システムが固定給から歩合制になり、年代での給料の差は昔に比べ少なくなりました。


  • 20~24歳 232万円
  • 25~29歳 284万円
  • 30~34歳 345万円
  • 35~39歳 389万円
  • 40~44歳 379万円
  • 45~49歳 357万円
  • 50~54歳 367万円
  • 55~59歳 320万円

20~39歳までにどんどん給料が増加傾向にあるのは、経験値に比例して指名客が増えやすいからだと思います。


しかし美容師定年40歳説があるように、ここで独立や離職する美容師が増えるのと同時に「自分のペースで仕事がしたい」と思う方も増えるため、年収は減少傾向にあります。


地域別平均年収

地域によって物価が違うように、美容師の給料も違ってきます。


  • 東京 360万円
  • 東海 328万円
  • 九州/沖縄 309円
  • 甲信越/北陸 305万円
  • 北海道/東北 298万円
  • 関西 295万円

最低賃金の違いも影響しているようですが、他にも地域によって一人当たりの美容室を利用する頻度の違いもありそうです。


美容師の生涯年収はどのくらい?気になる実態を解説!

【令和元年賃金構造基本統計調査】の数字をもとに22~59歳までを生涯年収として計算すると、美容師の生涯年収は約1億5280万円と言われています。


高卒の一般サラリーマンの生涯年収が約2億4000万円と言われているので、美容師の生涯年収が非常に低いことが分かります。


美容師の給料はなぜ低い?その驚きのわけとリアルな給与明細!

【神奈川県 正社員 24歳 スタイリストの給料明細】


  • 基本給 209,000円
  • 歩合給(売上の5~8%) 58,000円
  • 業務手当 5,000円
  • その他の手当 63,000円
  • 社会保険 39,792円

この美容室は最低保証+歩合給が支払われます。しかし歩合の割合は非常に低いので月間売上が100万円で、やっと+50,000円です。


現在、お客様が美容室にかける1ヶ月の平均予算は4,000~10,000円と言われています。単純に平均値の7,000円を客単価として考えると、142名のお客様を担当する必要があります。


しかし現実は厳しく、美容師の月間平均売上は約50万円です。最低保証があっても給料が高くないことは一目瞭然でしょう。


ちなみに24歳男性サラリーマンの平均年収が320万円ですから、美容師が月間100万円売り上げたとしても追いつくことは難しいのです。


国家資格を有する美容師の給料がなぜこんなにも低いのか、その理由は生産性にあります。


美容師が利益を生み出すのは施術している時のみです。ということは施術していない時間の利益はゼロになります。


では常にコンスタントにお客様が来店してくれれば、生産性はどんどん上がっていくのかというと、美容師一人が施術できる客数は限られているので生産性には限界があるのです。


限られた人数をこなし、利益を上げていくためには客単価アップが理想的です。


例えば手作りの一点ものや無農薬野菜は高いですよね。これは生産数が少ない分の価値があり、価格を付けているからです。


しかし人口が減ったにもかかわらず、美容室は増え続け1店舗に来店する客数が減少しました。そこで起こったのが、集客のための価格競争です。


【価格競争=利益が下がる=美容師の技術の価値が下がる】このような負の連鎖から、もともと高くはなかった美容師の給料は、他の職業に比べても低いままなのです。


美容師の給料が高くないのは、自ら美容師の技術価値を下げた結果であると言っても過言ではないでしょう。


スタイリストの給料システムは歩合制?その仕組みは?

近年では多くの美容室で歩合給制度が取り入れられています。歩合給制度の仕組みは2つに分けられます。


最低保証のある歩合制度

一般的に雇用されての歩合給の場合、固定給での最低保証があります。


スタイリストの最低保証は、勤務先の最低賃金×就労時間×勤務日数で労働基準法を違反しない金額になっています。


例えば最低賃金1,000円×8時間労働×24日出勤で192,000円程度が最低保証の給料です。最低保証は客数が少なくてももらえるお給料なので安心感があります。


そして歩合の割合は売上の20~50%程度で、最低保証と歩合とを比べ高い方の金額が給料として支払われます。


例えば60万円の売上の20%の美容室の場合12万円なので、最低保証の金額が支払われます。売上の50%の美容室の場合は30万円なので、給料は30万円となります。


完全歩合制度

給料の最低保証はされませんが、歩合の割合が高いのが魅力と言えるでしょう。完全歩合の場合、雇用というよりは業務委託や面貸しによるものがほとんどです。


歩合の割合は立地条件によっても異なりますが、平均40~65%と言われています。例えば60万円売り上げたとすると、24~39万円の給料になります。


ただし美容室には、コンスタントに来店客があるわけではありません。月間売上が40万円ともなるとなかなか厳しい給料になる可能性もあります。


美容師でカリスマスタイリストと呼ばれる人の年収は?

【カリスマ美容師】という言葉を知らない方いないと思いますが、技術力、表現力、スター性を持ち毎月高い実績を残している美容師を言います。


分かりやすく言うならば、芸能人のヘアスタイリストであったりTVに出演している美容師のを指して使う言葉でもあります。


地元の美容師とは住む世界が違うと思われがちな、カリスマ美容師の年収は600~1,200万円とも言われています。一般的な美容師の平均年収が250~300万円ですから、倍以上の収入を得ているというわけです。


美容業界の常識で、売上の1/3が給料と言われています。ということは1,200万円の給料を得るためには、月間300万円売り上げる必要があるのです。


近年の美容室の平均月間売上が170万円ですから、桁違いであること想像が付くでしょう。


SHIMAのカリスマ美容師【奈良 裕也】

都内を中心に展開しているSHIMAでも有名なのが、アートディレクター兼クリエイティブスタイリストである奈良 裕也さんです。


奈良さんはモデルのローラさんやレディーガガさんなど多くの有名人を顧客として持ち、年収1,200万円を超えているという噂です。


奈良さんの活躍の場は美容室に限らず、モデル、DJ、化粧品プロデュースもおこなっています。オールマイティーな活躍をしている奈良さんは、美容師の中でも知名度は高くファンも多いようです。


ちなみにSHIMAのカットは6,900円ですが、奈良さんは指名料が1,500円プラスされ8,400円です。カットの全国平均価格が3,600円ですから倍以上の価格設定ということになります。


この価格設定をただ「うらやましい」と思う方は考え方を改めた方が良いかもしれません。なぜならこの価格をお客様に頂けるだけの技術や表現力を手に入れる努力は、並大抵ではないからです。


そして奈良さんは今後、独立する考えはないそうです。やはりSHIMAのブランド力あっての自分であることを理解し、自分の実力を過信しない謙虚なところが高年収に繋がっているのでしょう。


次に紹介する方の考えを聞くと、簡単にカリスマになれるわけではないことが納得しやすいでしょう。


Hair & Make EARTH 初代カリスマ美容師【山下 誠司】

美容師で知らない人はいないであろうHair&Make EARTHで有名なのが、カリスマ美容師であり現在カリスマ経営者という言葉がふさわしい【山下 誠司】さんです。


Hair&Make EARTHは代表取締役の國分 利治さんを筆頭に5名の取締役がいます。その中の一人が山下さんです。


現在は年収1億と言われていますが、成功の秘訣はこの言葉が意味しています。


「能力」の差は、小さい


「努力」の差は、大きい


「継続」の差は、とても大きい


「習慣」の差が、一番大きい


引用先:山下誠司 official site


山下さんは美容学校卒業後、Hair&Make EARTH就職し19~23歳まで休みなしに働きました。


その努力は実り24歳でHair&Make EARTH銀座店の店長に就任し、25歳で月間個人売上500万円を達成したのです。そして31歳にして、年収1億円を達成しました。


しかし、そこまでの道のりは決して楽ではありませんでした。24~39歳までの365日、始発から終電まで休みなしに働き続けたのです。


「能力はなくとも努力を継続し、習慣化したものが成功する」


簡単そうに聞こえますが、実行することはとても難しいです。山下さんが休まず働き続けたのは、國分さんの言葉がきっかけでした。


「年収1億を実現したいなら、10年間休みなく働くこと」このアドバイスを受け、山下さんは15年間休みなく働き仕事を習慣化していきました。


「ローマは1日にしてならず」この言葉通り、カリスマは1日にしてならず。人並ならぬ努力の末にカリスマと呼ばれるのかもしれません。


給料大幅アップも夢じゃない!給料を上げるテクニックを紹介!

美容師の給料が低いことは分かっていても、美容師で給料をアップしたい方も多いでしょう。


ここでは4つの給料を上げる方法を解説していきたいと思います。


スタイリストとしてのランクを上げる

大きな美容室ではスタイリストにランクがあります。そしてランクにより給料が違ったり、指名料が変わってきます。


  • ジュニアスタイリスト
  • スタイリスト
  • トップスタイリスト
  • ディレクター
  • アートディレクター
  • マネージャー

美容室により異なりますが、最低でもトップスタイリストまでのランクアップは必要です。トプスタイリストに求められるのは技術力だけではありません。


接客力や人を惹きつける人間的な魅力も必要になってくるでしょう。お給料を多くもらうためには、自分自身を高めていく必要があるということになります。


給料の良い美容室に転職する

既にトップスタイリストで昇給に限界を感じる場合は、条件の良い美容室への転職もおすすめです。


アシスタント期間から働いている美容室の場合、昇給は早い段階で限界を迎えます。その理由は美容室自体の客数と収益に変動がないからです。


例えば既にトップスタイリストが4人いる美容室で昇格しても、客数は急には増えません。これはどの美容室でも起こりうることなのですが、上が退社しなければ大きな昇給は望めないのです。


そこでトップスタイリストが退社し、トップスタイリストの求人を行っている美容室に転職すると振り分けきれないお客様を自然と担当することになります。


ちなみに転職に経歴は重要です。雇う側もスタイリストよりもトップスタイリストの方が、前店舗での活躍が想像しやすいので給料の交渉もしやすくなるでしょう。


フリーランスとして働く

完全歩合といったリスクはありますが、多くの美容師がフリーランス美容師になり収入をアップさせています。


その理由は収入の良し悪しは、自分次第だからです。自分の頑張った分が収入になるのでやりがいも感じやすいでしょう。


フリーランスは店舗は構えないので家賃や光熱費がかからず、休日、勤務時間等の縛りがないのが魅力です。


フリーランスとして働く場合は、立地条件や客単価、還元率で収入が大きく変わってきます。よくリサーチしてからの転職がおすすめです。


自分で開業する

収入を上げるために開業を考える方もいるかもしれません。もし自分の店を持ちたいという将来の夢があったのであれば良いと思いますが、美容師として収入を増やしたいのであれば開業はおすすめしません。


なぜなら開業することは同時に経営者になることです。経営者になるためには、美容室で働くこととは別の知識が必要になります。


令和元年度全国理美容店舗数・従業者数実勢調査によると美容室は2011年の5152軒から、毎年平均3000軒以上開業しています。


しかし開業から1年以内に閉店する美容室は60%、3年以内が90%、10年以内になると95%の美容室が閉店しているのです。


美容室を開業するには開業費や運営費も必要です。それも踏まえた上で開業は考えた方が良いでしょう。


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