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理容師にふさわしい服装は?通販サイトや服選びの注意点も解説!
2022.02.28 UP

理容師の服装は?基本のスタイルと服の選び方

理容師の服装は理容師法により【白衣もしくは作業服】と定められています。


老舗の理容室や経営者が60代以上である場合、大型店舗だと、現在もユニフォームとして白衣で仕事をしている事が多いようです。


しかし髪の毛をカットするために、なぜ白衣を着る必要があるのでしょうか。


専門学校では理美容業は衛生的であることが重要ということから、血液や汚れなどが付着した時に分かりやすい様に白衣を着るのだと学びました。


「なるほど」と思った人もいるでしょう。しかしウェブサイトを見ていると面白い情報を見つけることができました。


理容師の白衣は歴史的なごり

理容師が世に誕生した時、現在の理容業とは少し異なりました。各国での理容師の歴史を調べてみると理容師と外科医は同一の職業で「理容外科医」と呼ばれていました。


外科医と聞けば、白衣もピンと来るでしょう。18世紀になり理容師と外科医は区別されるようになりましたが、白衣を着る習慣だけが残ったのではないかと考えられます。


ちなみに現在では、医師や看護師も制服は白だけではなく、紺色やグリーン、ピンクなど様々なカラーのものを着用しています。


同様に理容師も白衣ではなく、作業服として白衣以外の服装で仕事をすることが多くなりました。


理容師の作業服選びポイント

理容師の作業服に細かい指定はなく、作業に差支えのない服装であれば問題ありません。服を選ぶときのポイントは3つです。


  • 清潔感がある
  • 動きやすい
  • 髪の毛が付着しにくい

美容師の場合は上記の3つに加え、流行りやお店の雰囲気に合わせる必要があります。


理容師はどこで服を買っている?理容師がよく使うファッション通販サイトをチェック!

理容師の多くが、ブラウスやワイシャツを作業服として着ている傾向にあります。おしゃれであることに加え、砕けすぎていない雰囲気が理容師にピッタリなのかもしれません。


おすすめの通販サイトを紹介しましょう。


ZOZOTOWN

特に20~30代の理容師が利用しているのがZOZOTOWNです。手ごろな価格帯で、センスの良いブラウスやワイシャツが多く取り扱われています。


コンビニで受け取れるサービスや2ヶ月後の支払いが可能なところも、理容師に重宝される理由です。


制服専科

理容師だけではなく、様々な職種の制服を取り扱っているのが制服専科です。動きやすさや、汚れの落ちやすさは制服ならではの特徴です。


しかも制服専科ではブランドの制服も多く取り扱っており、ファッションブランドのミシェルクラン(MICHEL KLEIN)や下着ブランドのワコール、スポーツブランドのミズノなどがあります。


大きいサイズがあることも人気の理由になっています。


理容師の服装でNGなものは?服装の注意点をご紹介!

理容師の服装で避けた方が良いポイントを紹介します。


  • 過度なアクセサリー
  • 大きすぎる服
  • 濃すぎる色の服

これらを詳しく解説していきたいと思います。


過度なアクセサリー

大きいアクセサリーはお客様の服に引っかかり、お客様にケガを負わせる原因になることもあります。特に手を使う仕事ですから、大きな指輪は外しておいた方が良いでしょう。


そしてファッションとしての帽子や色のついたメガネは、世代によっては不愉快に感じてしまう事もあるようです。


理容師もファッションリーダーではありますが、世代の雰囲気にあったオシャレが出来るようになることも大切です。


大きすぎる服

流行りのオーバーサイズの服もシャンプーやカットの時に、お客様に触れてしまったり汚れてしまうこともあります。


「自分の服が汚れそうで、ベストポジションで仕事ができない」ということがないように、服のサイズは大きすぎない方が良いでしょう。


ボトムスなどの床を引きずるようなものは髪の毛がつきやすく清潔感があるとは言えません。


濃すぎる色の服

基本的に白衣が望ましいと言われている理容室で、濃すぎる色の服が好ましくないのは何となく知っている人も多いと思います。


「お店の雰囲気に合わない事がある」などの理由もありますが、黒や紺色などは汚れも目立たないため選びたくなる色です。


しかし施術によっては、この濃い色が邪魔をして正確な仕事ができなくなってしまう事があります。その施術はカットです。


特に理容室では刈上げなど短いヘアスタイルをカットすることが多く、鏡越しで左右対称にカットできているかを確認しています。


もし黒い服を着ていたらどうでしょう。服と髪の毛は鏡の中で一体化してしまい、正確なシルエットを認識することが難しくなります。


服を選ぶときはデザイン性や機能性だけではなく、施術に支障が出ない色を選ぶことも重要なのです。


理容師に必須!カットクロスやバーバーツールはどこでそろえる?

理容室に必要なものは美容器具、用品の卸売り店で購入します。以前はディーラーさんと契約し、卸値で様々なものを仕入れていましたが、近年ではウェブサイトでの購入も可能になりました。


ただし理美容師免許保持者であることや、理美容室経営者であることが条件になっています。


美通販

薬剤の品揃えが豊富なのが美通販です。エステやネイルに必要な材料も揃っているので、利用しているサロンは多いようです。


近年ではプライベートブランドで低価格な薬剤も提供しています。


ビューティガレージ

材料の仕入れはもちろん、開業から閉店、資金繰りなど様々な面で頼れるのがビューティガレージです。


近年では「BGでんき」「オンラインセミナー」「求人」の他にも簡単にHP作成ができるツールの提供もしています。


渋谷にオープンしたEXPRESSストアでは実際に商品を手に取り、試すことが出来るようになっています。


理容師が避けてほしいと思うお客さんの服装を解説!

理容室を利用する上で、服装を気にしているお客様は意外に少ないものです。しかし理容師が「できれば避けて欲しい」と思う服装があります。


  • フード付きの服
  • タートルネック
  • フリース素材の服
  • ツルツルした滑る素材の服
  • 襟が硬いワイシャツ
  • 高価な服

特に上記の3つは、冬の寒い日には高確率でお客様が着て来店します。「できれば避けて欲しい」理由を解説していきたいと思います。


フード付きの服

10~40代まで幅広く人気があるのが、フード付きのいわゆるパーカーです。薄手のものなら施術を妨げることもありませんが、厚手ともなると様々な部分でやりずらさを感じます。


  • クロスを付けた時に肩が膨らみ襟足がカットしづらい
  • シャンプーをする時に体を持ち上げて首に隙間ができやすくなる
  • マッサージをする時にフードが厚すぎてポイントが分からない

店舗によってはフード付きの服の場合、前後ろを逆に着てもらい施術するところもあるようです。


タートルネック

寒い日には欠かせないタートルネックですが、これもまた施術の妨げになることがあります。


  • シャンプー時に襟元が濡れやすい
  • 細かい髪の毛が入り込みやすい

特にタイトなタートルネックはお湯が首を伝って、服が濡れやすいです。汚れないよう、濡れないように細心の注意を払って施術はしていますが、防ぎきれないことがあります。


フリース素材の服

軽くて暖かいフリースは冬の定番です。理容室に不向きな理由は、冬ならではです。


  • 静電気が起きやすく、カットした細かい毛が付着しやすい
  • 短い毛が刺さると繊維の中に入り込んでしまう

あるブランドのフリースハイネックが流行った時は、1日に1人は着て来店していました。汚れないよう、毛が刺さらないように襟元にラップをしますが完全には防げません。


ツルツルした滑る素材の服

滑りやすい素材の服と言えばウィンドブレーカーが代表的です。軽くて脱いでも邪魔にならないため、男性が近所に出かけるときに羽織ることが多いようです。


  • カットクロスが滑る
  • シェービングクロスが滑る
  • 肩のタオルが滑る

滑って床に落ちてしまったものは、新しいものと交換します。交換しに行く手間や、洗濯物が増えることを考えても避けてほしい服です。


襟が硬いワイシャツ

男性のワイシャツは基本的に襟が高く、硬いです。これが思いのほかカットを妨げます。


  • 襟が硬く折れないため、襟足が剃りづらい
  • 襟の中に入り込んだ髪の毛が見えづらい

襟足が長い人や首の短い人は特にカットしづらいと感じてしまいます。仕事帰りで来店するサラリーマンにはネクタイを緩めてもらい、ボタンを2つくらいあけてもらうとカットがしやすくなります。


高価な服

高価な服は理容室には絶対にNGです。


  • 髪の毛が付着する可能性がある
  • 薬剤が付着する可能性がある

理容師が細心の注意を払っていても、お客様の予期せぬ動きで汚れてしまうときがあります。できるだけ、簡単に自宅で洗濯できる服で理容室に行く事をおすすめします。


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