MAGAZINE

働くを、近くに感じる特集記事

美容師の働き方・年収・技術
理容師が経験するあるある9選!共感したくなるあるあるを紹介!
2021.12.27 UP

理容師と美容師の違いを解説!

理容師と美容師は同じように髪の毛をカットする仕事ですが、少し違いがあります。


理容師の仕事は「整髪」とも言われ、カットやシェービングで容姿を整えます。一方美容師の仕事は、カットやパーマなどで容姿を美しくすることと言われています。


ほとんどの施術がどちらも同じように可能なので、あまり変わらない印象をうけますが、専門的な施術に少し違いがあります。


シェービング(顔そり)を施すことができるのは法律上で理容師免許保持者のみです。そしてまつ毛パーマやまつ毛エクステを施すことができるのは、美容師免許保持者のみになります。


理容師に向いている人はどんな人?繊細な技術が必要です!

理容師の仕事は美容師に比べ、職人気質が強いです。どんな人が理容師に向いているのかみてみましょう。


  • オシャレが好き
  • 向上心がある
  • コミュニケーション力がある
  • 体力がある

オシャレが好き

一昔前の男性客と言えば、椅子に座り「いつも通りで」とあまり髪型の変化を望みませんでした。むしろ「短くカットしてくれれば良い」という人も少なくはなかったのです。


しかし近年では、50代のサラリーマンもオシャレな人が増え、基本的なカットさえできれば良い時代は終わりました。つまり理容室に来店するお客さまも、変化を求めるようになっているのです。


理容師も流行に敏感であることで新しいヘアスタイルが提案でき、お客様との信頼関係も築けるでしょう。


向上心がある

理容師が職人気質と言われるのは、技術の正確さが求められるためです。


バリカンではなくシザーで作り上げるブレのない刈上げは、まさに芸術作品です。理容師の向上心があってこその技術と言えるでしょう。


コミュニケーション力がある

男性は非常に口下手な人が多いです。そこで美容師以上にコミュニケーション力が必要になってきます。


無口な人から、髪の悩みや希望のヘアスタイルを聞き出すのは至難の業です。上手な問いかけや、お客様が話したいと思うような雰囲気を作ることも理容師には必要になってきます。


忍耐力、体力がある

1日中立ち仕事の理容師に体力は必須です。理容室でのシェービング時間は10~15分ですが、立ち姿勢は思いのほかきつく腰痛を訴える人もいます。


そして精密さを求める理容師の仕事は、覚えるまでが非常に厳しいです。そこで必要なのが忍耐力になります。


何事も失敗に負けず、根気よく続けたからこそ得られる技術なのです。


理容師にあるあるな職業病~手荒れや腰痛、腱鞘炎も

理容師の職業病と言えば、手荒れや腱鞘炎です。


手荒れ

理容室に勤めると、すぐに手荒れを経験する人は多いでしょう。シャンプーやシェービングの泡はもちろん、パーマ液やカラー剤など、理容室には手荒れの要素がたくさんあります。


手荒れは甘く考えているとドクターストップがかかる場合もあるので、軽度のうちからのケアがおすすめです。


腰痛

理容師のシャンプーやシェービングの時の中腰は、腰に大きな負担がかかります。ヘルニアなどになってしまうと完治が難しく、仕事以外でも気をつけなければなりません。


日頃からストレッチや筋トレなどをして、腰回りを鍛えておくことで予防しましょう。


腱鞘炎

理容師の腱鞘炎の原因と言えば【シザーの開閉】を思い浮かべる人が多いでしょう。そもそも腱鞘炎は、筋肉の硬さが原因で引き起こされます。ではなぜ筋肉が硬くなるのでしょうか。


  • 同じ姿勢や同じ動きの継続
  • 体の使い方のクセ
  • 精神的な緊張感の継続

まさに理容師は腱鞘炎になりやすい仕事と言えます。予防方法は筋肉を硬くしないことです。


  • 筋肉の緊張を和らげる
  • 体の使い方を見直す
  • リラックスできる時間を作る

職業病は一度なってしまうと改善が難しいので、毎日の行動から予防する事をおすすめします。


理容師なら誰もが経験する?あるあるをご紹介!

どんな職業にも職業ならではの経験がありますよね。ここでは理容師ならではの「あるある」を紹介していきたいと思います。


理容師の営業中あるある

営業中のあるあるは、思わず「うんうん」と頷いてしまうものばかりです。


仰向けのシャンプーで噴水

昔は理容室では下向きでシャンプーすることが多かったですが、近年ではカラーリングを施すお客さまも増え美容室のような仰向けのシャンプー台を導入する理容室が多くなりました。


今まで自分でシャンプーするような下向きの姿勢でシャンプーをしてもらっていた人が、仰向けのシャンプー台でシャンプーする場合、99%の人が緊張し固まります。


そして襟足を流す時に事件は起こるのです。慣れていないお客様は良かれと思い、頭を急に高く持ち上げます。


「あ!!」と思った瞬間、押さえるものがなくなったシャワーは噴水状態になり、店内は大惨事です。


他のスタッフの「あー。やっちゃったね」と言わんばかりの視線を受けながら、まき散らしたお湯を拭いて回ります。


クロスの隙間から髪の毛が落ちる

理容室の椅子は仰向けでシェービングが出来るようになっているため、美容室の椅子に比べ背もたれに厚みがあります。


この厚みのせいで、お客様が座り直した時にカットクロスのマジックテープが外れやすかったり、クロスが背中と背もたれの間に挟まる事が良く起こります。


何が問題かというと、このシチュエーションはお客様の後に立っている時であれば、サッとクロスを拾い髪の毛が入ることを防ぐ事ができます。


しかし、問題はお客様の横に立っている時です。クロスに乗っていた髪の毛はお客様と背もたれの間に落ちてしまうこともあり、姿勢を正したお客様の背中に張り着きます。


理容室でカットする人の多くが短髪です。短い毛は特に服の繊維に入りやすく、しかもチクチク感が強いです。


もちろん、帰りにお客様の背中の髪の毛をガムテープで取るのですが、なかなか髪の毛が取り切れないのは言うまでもありません。


シェービング中のお客様の顔は二十面相

理容室と言えばシェービングですが、蒸しタオルを乗せシェービングの泡を塗りヒゲを剃ってもらうのは至福の時間です。


しかし多くの方がシェービングを始めると、リラックスした顔が変化していきます。この現象は自分でヒゲを剃っている時と同様に、剃りやすく鼻の下を伸ばしたり口を左右に動かしているために起こるようです。


お客様のありがたい心遣いではありますが、理容師の本音としては剃りづらいと感じることもしばしばあります。そして慣れるまではこの顔の変化に、笑いを堪えるのに苦労する人も少なくありません。


理容師のプライベートでのあるある

仕事から離れてもつい習慣になっている行動は意外と多いものです。美容師のあるあるとの違いが面白いと思いました。


話している相手の産毛や髭の剃り残しが気になる

理容師といえば、産毛やヒゲをキレイに剃る職人と言っても過言ではありません。そんな理容師は、プライベートでも話している相手の産毛やひげの剃り残しが気になるのです。


人によっては、気になる部分から目が離せなくなる人もいるでしょう。


他の職業でも似たようなことがあるようです。例えば歯医者さんなら歯並びが気になったり、ネイリストさんが手入れされていない爪が気になったりと専門職ならではです。


これは決して悪い意味ではなく「産毛を剃ったら、もっと肌がクリアに見えるだろうな」という前向きな思いからなのです。


しかし見過ぎは相手に不快感を与えることもあるので、気をつけた方が良いでしょう。


街中で地毛かカツラかジャッジしてしまう

一般職の人であれば人の髪型をじっくり見ることはありませんが、理容師は無意識に視線が頭にいっていることが多いです。


そこで良くあるのが、街を歩いていて「あの人はカツラだ」と勝手にジャッジしてしまうことです。


それが分かったからといって、誰かに話すわけではありません。しかし多くの理容師が無意識に、頭の中でジャッジしているでしょう。


悪気は全くありません。


安いカット店でのカットが分かる

こだわりのある理容師であればあるほど、安いお店のカットがすぐに分かります。


安いカットのお店ではお客様ひとりに対しての時間が短いため、技術力に関係なく妥協が必要になってきます。


もっとも分かりやすいのが、生え際の処理です。理容室での刈上げは生え際まで自然に繋がっていますが、安いカットのお店ではパツンとカットされていることが多いです。


短く切られているものの、シルエットのバランスが悪く伸びてくると不格好なヘアスタイルになります。


職人のような理容師だからこその気付きと言えるでしょう。


常に食べるのが早い

仕事の合間に急いで食事をとることの多い理容師や美容師は、基本的に食べるのが早いです。


これは長い年月で習慣化され、どんなに時間にゆとりがあってもゆっくり食べる事ができないと言っても良いでしょう。


筆者は美容師ですが、職場の忘年会で順番に提供される料理が早く食べ終わり、次の料理までみんなで待っていた経験があります。


理容師、美容師共に話ながらゆっくり食事というのは向いていないのかもしれません。


街を歩いていて人の髪型が気になる

理容師や美容師は、無意識に人の髪型を見る習慣があります。


特に「ステキな髪型」「不思議な髪型」からは目が離せません。失礼と思いながら、気になってしまうのです。


不思議な髪型の人に出会った次の日は、必ずと言っていいほど職場での話題になり、どんな意図があってその髪型なのか盛り上がってしまう事もあります。


これもまた悪気はなく「研究熱心」ということなのでしょう。


美容師と名乗ってしまう事がある

職業を聞かれ「美容師ですか」という問いに、思わず「はい」と答えてしまう理容師は少なくありません。


理容師の仕事に誇りを持ってはいるものの、響きは【美容師】の方がカッコイイと思っている人もいるようですが、一番の理由は理容師と美容師の違いを説明することが面倒だからとのことです。


確かに国家資格や施術内容に違いはありますが、一般の方はその違いを知りません。似ている仕事だからこそ、説明が難しいのです。


ちなみに美容師が「理容師ですか」と問われた場合、迷わず「美容師です」と答える人が多い印象です。やはり響きが原因なのでしょうか。


お客さんから見た理容師あるあるもチェック!

お客様から見た理容室はどうでしょうか。美容室と比較して「理容室って○○だよね」と思うことがあるようです。


理容室のカットクロスは手が出せない

理容室のカットクロスはほぼ袖がありません。美容室に通っていた人であれば「手を出すところはどこだろう」と一瞬思うかもしれませんね。


理容室での刈上げは雑誌を読んでいるとカットしづらく、できれば真っすぐ鏡を見ていて欲しいのです。そしてシェービングしている時には雑誌は読めませんから、手を出す必要がありません。


一昔前は理容室に来る男性がパーマをかけたりカラーをする人も少なかったので、その名残もあるのかもしれません。


理容室のニオイはシェービングフォームのニオイ

働いている理容師は慣れてしまって分からない理容室のニオイ。筆者は理容室で働いていたことがあるのですが、その時に初めてシェービングフォームのニオイであることを知りました。


お客様の多くが、シェービングフォームのニオイで理容室を思い出すようです。


理容師は不愛想

厚生労働省の調査によると理容室経営者の平均年齢は64.6歳、60代以上が68%を超えています。6年間で平均年齢が3.3歳アップしたことを考えると、数年で理容室経営者平均年齢は70歳になるでしょう。


この世代の男性が愛想が良いかというと、微妙です。そして職人気質の理容師ですからカットに集中し、黙々と仕事をこなしている人が多いはずです。


しかし「無口」は良いですが「不愛想」は印象が良くありません。そう思われないためにも、理容師側は明るい雰囲気作りを心掛けた方が良いかもしれませんね。


美容師の求人をお探しならヘアワークス

美容院・理容師専門の求人・転職サイトなら求人数トップクラスのヘアワークス!正社員・業務委託などの雇用形態に合わせた求人を、スタイリスト・アシスタントなどの職種別に検索できます。

求人検索はこちら
HAIR WORKSセレクトのピックアップサロン情報
HAIR WORKSセレクトのピックアップ求人情報