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美容師の働き方・年収・技術
美容師の給料は歩合?固定?相場やメリット・デメリットも解説!
2021.09.27 UP

美容師の給料形態をご紹介!歩合や固定などさまざま!

美容師の給料形態は大きく分けて3つあります。


  • 固定制…給料の金額が明確になっているケースです。以前はほとんどが固定給でしたが、現在では少なくなりつつある給料形態でもあります。
  • 固定+歩合制…最低保証の金額に、総売上の何割かが上乗せされます。現在、雇用されている美容師のほとんどはこの給料形態です。
  • 完全歩合制…フリーランスとして面貸しまたは業務委託で、個人事業主として収益を得る形態です。

歩合制と固定制の違いは?メリット・デメリットも理解しましょう!

歩合制と固定制のメリット・デメリットについて解説していきます。


歩合制のメリット・デメリット

歩合制の最大のメリットは、頑張って働いた分が還元されることです。頑張った成果が数字に表れることで、モチベーションも維持しやすいでしょう。


そして歩合制のデメリットは、来客が少ない時期に給料も減るということです。どんなに頑張る気持ちがあってもお客様が来なければ、数字は伸びません。


保証されている給料がない場合は、特に不安感も感じるかもしれません。


固定制のメリット・デメリット

固定制のメリットは来客の波に関係なく、金額が安定している事です。歩合制のように暇な日があっても、お給料が安定しているので焦ることがありません。


しかし、この安定がデメリットにもなります。例えば指名が多く忙しい美容師も、指名が少なくて時間を持て余している美容師もお給料に差がない場合もあるのです。


例えば月間で60万円を売り上げた月でも、100万円を売り上げた月でも固定給なので変わりがありません。したがって仕事が早く、指名が多い方にとってはデメリットと感じる部分が多いでしょう。


美容師の歩合はどのように設定されている?

歩合制の場合、美容室によって還元率は変わってきます。


例えば指名料100%還元の美容室や、20~50%還元の美容室、そして指名料も売上と考え、総売上から還元する美容室など様々です。


基本的には美容師のモチベーションを上げるために、指名料は100%還元の美容室が多いようです。


美容室にとって指名客とフリー客の差は非常に大きく捉えられます。その理由は再来店率の安定性です。


そんなことから指名客は50%還元、フリー客は30%還元と差がある美容室もあり、美容師も還元率を上げるために指名客を増やす努力が必要になります。


美容師の歩合の相場はどのくらい?

美容室で正社員として雇用されている場合、多くが固定給+歩合の給料形態です。相場は基本給20万円+歩合20~50%程度の美容室が多く見られます。


さらに役職に付くことで歩合の還元率が変わったり、スタイリストでも売上が上がるにしたがって還元率が上がったりする美容室もあるようです。


そしてフリーランスの業務委託の場合、フリー客60%前後、指名客70%前後が相場のようです。


面貸しに関しては時間貸し、月貸し、歩合貸しがあり、施術料金も自由に設定できるなど働き方が様々です。したがって相場自体が分かりづらいのが現状ですが、大体50%位だろうと推測されます。


経営者必見!歩合の割合ってみんなどうしてる?

雇われる側としては歩合の割合は高いに越したことはありませんが、経営者からするとかなりシビアな問題でもあります。


まだ歩合制が一般的でなかった頃は、年齢や売り上げの1/3が給料の目安となっていました。月間売上が100万円を超えると33万円程度が目安です。


そこに指名料や手当等が加わっていたので、現在よりも給料面は良かったかもしれません。


現在では頑張った人には頑張った分、還元される歩合制を導入している美容室が一般的になりました。


では、どの程度の還元率が相当なのでしょうか。


雇用している場合、最低賃金を下回ることはNGです。


【最低賃金×労働時間×労働日数】が基本給として保証されなければなりません。例えば東京の最低賃金は1,013円、労働時間を8時間とします。


1日8,104円で25日出勤すると202,600円になります。求人などを見ても東京ではアシスタントの基本給21万円以上と記されている美容室が多いのはこのためです。


ここで重要になってくるのが、美容室の経費の中で大きな負担になる人件費をどの程度抑えておけば経営難に陥らないかということです。


頑張って働いてくれるスタッフに還元したい気持ちもあるでしょう。しかし、理想は人件費を経費の30~40%に収めておきたいのが本音でしょう。


歩合制がなかったころの売上の1/3が給料というのは、ここからきているようです。


全てを踏まえて考えると売上が60~70万円で5%、70~80万円で7%、100万円で10%といった感じに割合を変えていくことで、経営者の負担も軽減できます。


指名料は100%還元することで、スタッフのやる気を奮い立たせることができるのでおすすめです。商品の販売はそもそもの利益が定価の3割程度なので、10~15%還元の美容室が多いようです。


お客様の指名を獲得するために必要なことは?

歩合制でより多くの利益を上げる場合に重要なのが指名客を増やすことです。指名のお客様を増やすために1番重要なのが【コミュニケーション力】になります。


コミュニケーション力を上げることで指名客が増える理由は2つあります。


  • お客様のヘアスタイルの要望に応えやすくなる
  • お客様が美容室に来るのが楽しくなる

「カウンセリングできちんと聞けばヘアスタイルの要望はわかる」という方もいるでしょう。しかし、カウンセリングでお客様がスタイリストに伝える要望は50%に満たないかもしれません。


なぜなら「打ち解けていない相手に自分の要望を伝えることは恥ずかしい」と思っているからです。


筆者のお客様でこんなことを言った方がいました。


「朝起きたらブラシでとかしてまとまる髪型が理想。髪の毛はいつも自然乾燥。あなたの髪型サラサラでキレイね。簡単そうだし…」


ここまで話してくれる新規のお客様は、ほとんどいないでしょう。すでに打ち解けているからこそ言える話でもあります。


もし、これが新規のお客様の場合「スタイリングが苦手で簡単にまとまる髪型が良い」と話すでしょう。ここで重要なのは事務的にカウンセリングしてはいけないということです。


筆者は良く自分の失敗談を話しつつ、お客様に色々な話を伺います。失敗談を聞いたお客様の大半が「美容師さんでもそんな失敗するの?」と言われます。


お客様は【美容師=ヘアスタイルのスペシャリスト=自分のスタイリングも上手】こんな風に考えているので、出来ない事を話すのが恥ずかしいと感じるようです。


美容師はヘアスタイルのスペシャリストである前に、ヘアスタイルのアドバイザーとしてお客様とコミュニケーションを取っていくと信頼関係を築きやすくなります。


歩合制でもっと稼ぎたい!その方法をご紹介!

歩合制で多くの利益を得たい場合は業務委託や面貸しがおすすめです。正社員としての安定感は望めませんが、頑張ったなりの利益が得られるでしょう。


フリーランスの業務委託や面貸しで利益を上げるポイントは3つです。


  • 仕事を迅速に行う
  • 指名客を増やす
  • 立地条件で勤務地を選ぶ

詳しく解説していきたいと思います。


仕事を迅速に行う

歩合制で仕事が早いのは非常に有利です。


仕事が早ければ、より多くの仕事が回ってきます。特にフリー客の多い美容室で働く場合は、カットの所要時間が30分必要か50分必要なのかで大きな差が出るでしょう。


例えば8時間勤務で1人当たりの所要時間30分でカットができる場合は1日で16人施術でき、1人当たりのカットに50分かかる美容師だと、1日にカットできるのは9.6人です。仮にカットが4,000円だとしたら16人で64,000円、9.6人で38,400円の売上になります。


50%が歩合給で支払われる場合、1日当たり32,000円と19,200円ですから1日で12,800円もの差がつくわけです。


しかし早くても雑な仕事は、指名には繋がっていかず長い目で見ていくと損をすることになります。目先の収益だけを考えていてはいけないということですね。


指名客を増やす

雇用でもフリーランスでも、収益に大きく影響を与えるのが指名客の人数です。指名料の還元はもちろんですが、歩合の割合も高くなる美容室が多く見られます。


例えば歩合の割合がフリー客40%と指名客50%だとします。1日10人担当し50,000円売り上げた場合、フリー客20,000円に対し指名客25,000円+指名料です。


約10,000円の差は月間で考えると約250,000円の違いになります。そしてフリー客を100人担当するよりも指名客100人を担当する方が、同じ仕事量でもはるかに精神面が楽になるでしょう。


その理由は売上の安定感と、お客様との信頼関係の強さです。指名客を増やすポイントは3つあります。


  • SNSでの情報発信
  • 新しい技術への向上心
  • コミュニケーション力

待っているだけで指名客が増えるほど甘くはないということです。


立地条件で勤務地を選ぶ

意外と見落としがちなのが働く美容室の立地条件です。通いやすさだけで勤務地を選んでしまうと来客数が少なく、どんなに歩合の割合が高くても稼げません。


例えば駅から5分の美容室と、住宅地にある美容室を比べてみましょう。


駅近くの美容室は通りがかりで入店するお客様も多く、便利なこともあり来客数は多めです。住宅地にある美容室はお客様の固定率は高いものの、フリー客が少ないのが特徴でもあります。


駅から5分の美容室の歩合割合が40%、住宅地の美容室の歩合割合が50%の求人を見た時に割合の高い美容室を選んでしまいがちです。


しかし重要なのは自分がどれだけ担当できるかになります。駅から5分の美容室で10人担当する場合と、住宅地の美容室で5人担当する場合で見てみましょう。


【駅から5分の美容室】


カット3,500円×10人=35,000円×40%=14,000円


【住宅地の美容室】


カット4,000円×5人=20,000円×50%=10,000円


住宅地の美容室は客単価は高いですが、客数自体が多くないため歩合の割合が高くても収益は低めになってしまうのです。


ただし住宅地の美容室でも7人担当することが出来れば、駅から5分の美容室よりも仕事量が少なく稼げることになります。


もしも駅から5分の美容室のカットが2,500円だったとしたら、10人カットしても収益は10,000円です。住宅地の美容室の2倍働かなければ、収益は低くなります。


歩合制で頑張って稼ぎたい場合、いかに立地条件と来客数や客単価をリサーチするかで結果が大きく変わってくるでしょう。


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